中学受験、これにあり

ただぐだぐだと中学受験について語る、西日本で塾講師をしているアラフォーのブログです。掃き溜め。

ライトノベルの間

いわゆる「電撃王」の創刊が1992年。それから電撃文庫が1993年6月。

34年を迎えようとしている、ライトノベルの草分け。

ただし、電撃ゲーム小説大賞が1994年スタート。その前にはソノラマ文庫、コバルトが有名でした。

ソノラマといえば

 

 超有名、「吸血鬼ハンターD」(ヴァンパイア・ハンターD)。

コバルトは有名作が多すぎますが、

唯川恵『海色の午後』藤本ひとみ『眼差』などなど。角田光代さん、山本文緒さんなども受賞者のひとり。

なんと、平岩弓枝川端康成コバルト文庫で書いている!

驚きです。

 

富士見ファンタジア文庫も有名ですね。

水野良ロードス島戦記』、あかほりさとるスレイヤーズ』、秋田禎信魔術士オーフェン』、深澤美潮『フォーチュンクエスト』シリーズなどなど。

 

電撃ゲーム小説、いわゆる電撃文庫の初期は、

水野良『漂流伝説クリスタニア1』

中村うさぎ極道くん漫遊記外伝』

寺田憲史『ダーク・ウィザード 蘇りし闇の魔道士』

松枝蔵人『瑠璃丸伝』(これだけ読んだ)

でした。

そこから

上遠野浩平ブギーポップ』シリーズ、阿智太郎僕の血を吸わないで』、志村一矢『月と貴方に花束を』、中村恵梨香『ダブルブリッド』、有川浩塩の街』(自衛隊三部作)、支倉凍砂狼と香辛料』、川原礫アクセル・ワールド』、蒼山サグロウきゅーぶ!』、北川恵海『ちょっと今から仕事辞めてくる』などが掲載。

 

塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)

 

 

 

狼と香辛料(15) (電撃コミックス)
 

経済学を知りたければ「剣と魔法が出てこないラノベ狼と香辛料」がおすすめじゃ。

ぬしよ。

 

で、最後に今日のおすすめを。

 

 

俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫)
 

伏線…というほどではないですが、

なかなか情緒的な作品です。

タイトルに騙されないように。

ぜひ、中学生くらいに読んでほしいね。

母の日に考える

今、研修へ。

かったりぃ。

帰ったら授業だし。なんで四時間も研修なんだ?

あ、この前母の日でしたね。

私は「泊まり込みの」研修でした。

一応10年選手なんだから除外…はないかー

お母様、特に中学生のお母様。

中間テストの時期です。

ダイバー(成績最低者)にはならないように。

中学受験で燃え尽きて、私学に入っても下から10位になったら、金をゴミ捨て場に置いたようなもんです。

また、お金払ってくれますか?

生徒もいろいろ、先生もいろいろ、保護者もいろいろ

私の考えはこうです。

小学生の場合、親と子の比は8:2。

中学生の場合、親と子の比は5:5。

高校生の場合は全部生徒。

 

今の会社に来て、中学生を本格的に教えるようになって、

やっぱり、小学生とは違うなあ、と感じます。

 

授業を聞かない子もいるし、

寝る子もいるし、

反抗的な子もいます。

 

反抗的な先生もいます。

要領のいい先生もいます。

他塾から来た私を毛嫌いしている先生もいます。

僕の行動を逐一ブロック責任者にメールする社員もいます(何でそんなめんどくさいことをするんだろう。バレてますよ。)

 

まあ、僕は塾講師としては一回は死んだ人間なので、

所詮そんなところで「まあクビになるくらいだろう」くらいしか思っていません。

一回無職になっても生きてたし。

 

【保護者の方】

塾の先生は企業人なので、たいていの先生は諭吉のことを考えています。

生徒が諭吉にしか見えなくなった、と言ってやめる先生も見ました。

第一、「先生」という言い方はどうかと思います。

 

まずは、「この先生は信頼できるのか」を考えてください。

相性は絶対にあります。

塾の営業トークを鵜呑みにしないでください。絶対に利益のことを第一に考えています。営業利益度外視の先生は、1つまみくらいです。

 

僕ですか?

僕は「いい授業」をするため、今日参考書を2万円分買いました。

(大学入試社会問題集、中間対策問題集、授業ネタ本)

僕は「いい授業」をするためにこの仕事をしています。

(もちろん、諭吉のことも考えてますよ。でも多分、それ以上に「生徒に良い授業をする」ことを考えています)

 

理想は、

「面白くて、ためになる」授業です。

じゅくのせんせい

僕は塾の先生をやっています。

 

会社に入ったときからずっと、塾の講師をしています。

最初はマスコミ志望でした。そこがあまりにも狭き門で、

それをあきらめた第二志望が私教育業界だったのです。

教員免許はなかったので(妹は持ってます)、ホソボソと塾の先生をしています。

 

今までは東大を目指すブログだったので、東大に対することを色々と書き連ねていたのですが、それが一旦終わったので、今は仕事について。

◯年間小学生を教えて、◯年間個別指導で小・中学生を教えて、今の会社に転職しました。

 

理由は、講師でなくなったから。(事務職になったから)

 

自分が講師でなくなって、一年間やってみましたが、どうしてもだめでした。

 

事務職になる1年前に4年生だったAちゃんという女の子がいました。とても素直で、長女。ニコニコしていて、できなかったら「できるまで頑張る!」というタイプの子。

なんと、お父さんに「クリスマスプレゼントはいらないから、私を塾に行かせてください」という子。こんな子は今までの生徒指導の中で見たことがありませんでした。

彼女は5年になったときに、他県に引っ越しのため転校していきました。

 

彼女が6年になったとき、校舎に手紙が着ました。

 

しかし、私はもうその校舎長をはずれ、本社勤務の事務になっていたので、本社に電話がかかってきました。

 

引き継いだ女性社員「あの~ アバランチさん、前の生徒からハガキ来てますよ。本社に移ったって言ってないんですか?無駄な仕事なんですけど…ぐだぐだ」

 

アバランチ「・・・・その子、僕が本社に行く一年前に引っ越した生徒なので、僕がまだその校舎にいると思っているんです。ハガキ取りに行きます(ホンマにクズやなこの社員)」

 

一応仕事ですから

女性社員にはお詫びを形だけして、本人にハガキを送ると即電話が来ました。本社に。わざわざ本社の番号調べてくれたんですかね。

「今、結構厳しい塾に通ってるけど、先生のくれたノート見てがんばってます!」

なんていい子だ。

 

彼女の入試がいつあるが、私は知るすべがなかったし、多分1月のセンターころだろうな…と思っていた。私もセンターを受けたので、勉強でそれどころではなかったが、センターの二日後に電話。

アバランチくん、◯◯さんって昔持ってた生徒?から電話だよ」

「は・・・・・? は、はい!」

 

 

「先生?」本人でした。

「久しぶり!」

声は変わっていないが、言葉の喋り方は少しだけ大人びていました。6年だもの。

 

「受かりました!」

「おめでとう。でも、ごめん、僕キミの受けた学校知らない。ごめんね」

「◯◯女子です!」

 

あ、家から1番近いって言っていた、某大学付属は受けなかったのか?

 

ここでお母様にチェンジ。このお母様、お子様をたくさん産んでいる肝っ玉かあさん…の割には、非常にフランクで、引っ越すときに初めて泪を見せてくださったかた。

 

「娘が、ここにぜったい行きたい、っていいまして…」

ああ、この家庭はとにかく娘さんの意思を尊重する家庭だったな。

お父さんもすごくダンディで、こんな親父になりたいと思ったもんだ。

妹も、お姉ちゃんをすごく尊敬している感じ。

 

「本人様が行きたい学校が1番ですよ。」

紋切り型の言葉しか言えなくなっている自分が恥ずかしくもありました。

何しろ面談などからは1年離れています。

 

4年のとき、引っ越し祝いでわたした「オクトバス」(置くとパス、という受験界ではわりと有名なマスコットキャラ)のキーホルダーを持って受験したとのこと。もう二年も経ってるだろ。

 

決めた。

やっぱり、授業を、しよう。

 

その二日後、アバランチはその会社に退職届を出しました。

人生初の転職でした。

吐き出さないとやっとれん

ことに気づきました(遅い)

 

現在のところ、わたしアバランチは某塾で塾講師をしております。

小学生・中学生ですが、基本は小学生が中心です。

 

科目は何でもします。

上司が理科やれといえば理科、社会やれといえば社会。

まあ、会社の歯車ですから。

ぺーぺーではないですが、現在の会社では新人なので、

意味不明な新人研修も受けないといけません。うざい。

 

一応十五年以上この業界でやってるんだから免除してくれんかな。

授業のやり方なんて、千差万別でしょうに…

 

まあ、生徒がお金を落としてくれればそれでいいか。

 

この本いいですね。

 

塾講師にだまされるな!

塾講師にだまされるな!

 

 

 

奇特なお母様、塾講師は聖人君子ではありません。

企業人です。

これだけはお忘れなく…

 

こっちのほうが書きやすいな。

 

アバランチ