母の日に考える
今、研修へ。
かったりぃ。
帰ったら授業だし。なんで四時間も研修なんだ?
あ、この前母の日でしたね。
私は「泊まり込みの」研修でした。
一応10年選手なんだから除外…はないかー
お母様、特に中学生のお母様。
中間テストの時期です。
ダイバー(成績最低者)にはならないように。
中学受験で燃え尽きて、私学に入っても下から10位になったら、金をゴミ捨て場に置いたようなもんです。
また、お金払ってくれますか?
生徒もいろいろ、先生もいろいろ、保護者もいろいろ
私の考えはこうです。
小学生の場合、親と子の比は8:2。
中学生の場合、親と子の比は5:5。
高校生の場合は全部生徒。
今の会社に来て、中学生を本格的に教えるようになって、
やっぱり、小学生とは違うなあ、と感じます。
授業を聞かない子もいるし、
寝る子もいるし、
反抗的な子もいます。
反抗的な先生もいます。
要領のいい先生もいます。
他塾から来た私を毛嫌いしている先生もいます。
僕の行動を逐一ブロック責任者にメールする社員もいます(何でそんなめんどくさいことをするんだろう。バレてますよ。)
まあ、僕は塾講師としては一回は死んだ人間なので、
所詮そんなところで「まあクビになるくらいだろう」くらいしか思っていません。
一回無職になっても生きてたし。
【保護者の方】
塾の先生は企業人なので、たいていの先生は諭吉のことを考えています。
生徒が諭吉にしか見えなくなった、と言ってやめる先生も見ました。
第一、「先生」という言い方はどうかと思います。
まずは、「この先生は信頼できるのか」を考えてください。
相性は絶対にあります。
塾の営業トークを鵜呑みにしないでください。絶対に利益のことを第一に考えています。営業利益度外視の先生は、1つまみくらいです。
僕ですか?
僕は「いい授業」をするため、今日参考書を2万円分買いました。
(大学入試社会問題集、中間対策問題集、授業ネタ本)
僕は「いい授業」をするためにこの仕事をしています。
(もちろん、諭吉のことも考えてますよ。でも多分、それ以上に「生徒に良い授業をする」ことを考えています)
理想は、
「面白くて、ためになる」授業です。
じゅくのせんせい
僕は塾の先生をやっています。
会社に入ったときからずっと、塾の講師をしています。
最初はマスコミ志望でした。そこがあまりにも狭き門で、
それをあきらめた第二志望が私教育業界だったのです。
教員免許はなかったので(妹は持ってます)、ホソボソと塾の先生をしています。
今までは東大を目指すブログだったので、東大に対することを色々と書き連ねていたのですが、それが一旦終わったので、今は仕事について。
◯年間小学生を教えて、◯年間個別指導で小・中学生を教えて、今の会社に転職しました。
理由は、講師でなくなったから。(事務職になったから)
自分が講師でなくなって、一年間やってみましたが、どうしてもだめでした。
事務職になる1年前に4年生だったAちゃんという女の子がいました。とても素直で、長女。ニコニコしていて、できなかったら「できるまで頑張る!」というタイプの子。
なんと、お父さんに「クリスマスプレゼントはいらないから、私を塾に行かせてください」という子。こんな子は今までの生徒指導の中で見たことがありませんでした。
彼女は5年になったときに、他県に引っ越しのため転校していきました。
彼女が6年になったとき、校舎に手紙が着ました。
しかし、私はもうその校舎長をはずれ、本社勤務の事務になっていたので、本社に電話がかかってきました。
引き継いだ女性社員「あの~ アバランチさん、前の生徒からハガキ来てますよ。本社に移ったって言ってないんですか?無駄な仕事なんですけど…ぐだぐだ」
アバランチ「・・・・その子、僕が本社に行く一年前に引っ越した生徒なので、僕がまだその校舎にいると思っているんです。ハガキ取りに行きます(ホンマにクズやなこの社員)」
一応仕事ですから
女性社員にはお詫びを形だけして、本人にハガキを送ると即電話が来ました。本社に。わざわざ本社の番号調べてくれたんですかね。
「今、結構厳しい塾に通ってるけど、先生のくれたノート見てがんばってます!」
なんていい子だ。
彼女の入試がいつあるが、私は知るすべがなかったし、多分1月のセンターころだろうな…と思っていた。私もセンターを受けたので、勉強でそれどころではなかったが、センターの二日後に電話。
「アバランチくん、◯◯さんって昔持ってた生徒?から電話だよ」
「は・・・・・? は、はい!」
「先生?」本人でした。
「久しぶり!」
声は変わっていないが、言葉の喋り方は少しだけ大人びていました。6年だもの。
「受かりました!」
「おめでとう。でも、ごめん、僕キミの受けた学校知らない。ごめんね」
「◯◯女子です!」
あ、家から1番近いって言っていた、某大学付属は受けなかったのか?
ここでお母様にチェンジ。このお母様、お子様をたくさん産んでいる肝っ玉かあさん…の割には、非常にフランクで、引っ越すときに初めて泪を見せてくださったかた。
「娘が、ここにぜったい行きたい、っていいまして…」
ああ、この家庭はとにかく娘さんの意思を尊重する家庭だったな。
お父さんもすごくダンディで、こんな親父になりたいと思ったもんだ。
妹も、お姉ちゃんをすごく尊敬している感じ。
「本人様が行きたい学校が1番ですよ。」
紋切り型の言葉しか言えなくなっている自分が恥ずかしくもありました。
何しろ面談などからは1年離れています。
4年のとき、引っ越し祝いでわたした「オクトバス」(置くとパス、という受験界ではわりと有名なマスコットキャラ)のキーホルダーを持って受験したとのこと。もう二年も経ってるだろ。
決めた。
やっぱり、授業を、しよう。
その二日後、アバランチはその会社に退職届を出しました。
人生初の転職でした。
吐き出さないとやっとれん
ことに気づきました(遅い)
現在のところ、わたしアバランチは某塾で塾講師をしております。
小学生・中学生ですが、基本は小学生が中心です。
科目は何でもします。
上司が理科やれといえば理科、社会やれといえば社会。
まあ、会社の歯車ですから。
ぺーぺーではないですが、現在の会社では新人なので、
意味不明な新人研修も受けないといけません。うざい。
一応十五年以上この業界でやってるんだから免除してくれんかな。
授業のやり方なんて、千差万別でしょうに…
まあ、生徒がお金を落としてくれればそれでいいか。
この本いいですね。
奇特なお母様、塾講師は聖人君子ではありません。
企業人です。
これだけはお忘れなく…
こっちのほうが書きやすいな。
2017年漫画大賞
書かずにいられようか。
1.柳本光晴「響 小説家になる方法」
2.岩本ナオ「金の国 水の国」
10.山本崇一朗「からかい上手の高木さん」
個人的には全く知らなかった「響」。
ビッグコミックの作品のようですね。
さらにようやく日の目を見た「アオアシ」と
「からかい上手の高木さん」がなかなかよい感じです。
(ともに全巻持ってます)
30歳の会社員女性と、12才の少年の関係を描いた「母性」と「愛」の空間を描いたストーリーで、かなり女性人気が高いようです。
私も簡単に立ち読みしましたが、ちょっとオトコが読むにはヘビー。でも連載雑誌はアクション、あの「クレヨンしんちゃん」の掲載誌です。2017この漫画がすごい、オトコ編二位。「ダンジョン飯」や「三月のライオン」をおさえて二位でした。一位は「トネガワ」。
なにせ主人公はともかく、相手の12才・小6の真修くん。あれはあかんでしょう。
今まで見たことのない衝撃的な作品です。
からかい上手の高木さん(5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 山本崇一朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: Kindle版
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ツタヤが近くなったので
最近はなかなか更新できておりませんでした。
まあ世界中の大部分の方は関係がないお話でした。すみません。
九州のとある街に引っ越しまして、ツタヤが近くなったので、
漫画をレンタルしております。
しかし、その漫画の新刊が出ると買ってしまうという悪循環。これはまずい。
「わかばやし・としや」さんと読みます。月刊少年マガジンに連載されていましたが、あまりの人気に週刊へ移籍。一巻が全部webで公開されているというとんでもない作品です。
なお、1巻表紙のふたりは神田さんと高瀬くんといいますが、この二人が主人公のラブコメではありません。正しくは、この「二人を含む多くの人物が同じ学校で起きる群像劇」です。1巻だけで総勢32人、20組以上のカップリングがあります。今まで四コマ日常風ラブコメは多くありましたが、ここまで多いのは珍しく、描き分けも正直読みながら迷いますが、最後にキャラ紹介も兼ねてインタビューのようなものが載っているので比較的安心して読めます。
6巻くらいまで来ると、高瀬くんと古屋くんと菅原くんと内村くんと辻くんの違いがわかってきます。それぞれ、一緒にいるのが神田さん、皆川さん(作中最強キャラ)、高野さん、飯島さん、パトリシアと相手が決まっているので区別はできます。
高校生ではないのが先生である桐原先生、笹原さん(天文部)の彼氏である湯川英樹くん(すごい名前だ)、あとお母さん、お父さん連中もいい味出してます。
今季からアニメ化。
おすすめのキャラ…書ききれませんが、本山くん(性格が最強イケメン)と香取先輩
暗殺教室 コミック 全21巻完結セット (ジャンプコミックス)
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/07/04
- メディア: コミック
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もうね、20巻の途中から号泣です。ご存知のかたもいるでしょう。杉野が「殺せんせーを殺したくないやつ」と聞くと全員手を上げ、「殺したいやつ」と聞くとやはり全員手を挙げるシーン。あと出欠。もうこの時点で駄目です。松井優征、天才でした。
21巻の最後のシーンで手を握っているのは、やはり私は渚とカエデだと思います。そのあとカエデは校舎の掃除に、渚は出勤したのでしょう。お腹を見ているシーンがあることから、新しい命を思わせるシーンがあることも興味深いです。
なお、生徒の名前は律以外赤穂四十七士からとられていますが、寺坂吉右衛門は途中で脱退しています。しかし、この漫画では寺坂が最後までおり、途中抜けは竹林の位置付けになっていましたね。
伊藤英明さん主演で映画化された作品で、二階堂ふみさんがヒロインを演じていました。山田孝之さん、平岳大さん、高岡早紀さんらが出演していました。
いやーハスミンが怖いのなんの。サイコパスという作品がむかし流行りましたが、これがそれか、と。異世界物を鎌池和馬が書いたら「最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 その名は「ぶーぶー」」というとんでもない作品ができるように、ホラーの巨匠がサイコパスを書いたらこうなるか、しかも直木賞候補になるか・・・というところです。漫画は描写を若干抑えられていますが、エグいです。アフタヌーン、完結。
スポーツ漫画が大好きです。
まあ、タイトルどおりです。
【サッカー】
1.小林有吾「アオアシ」(ビッグコミックスピリッツ)
もう、アタマひとつ抜け出た感がありますね。さらにこの漫画のすごいところはこの質でまだ8巻だということ。しかも主人公はJユースなので高1くらい。掲載誌がスピリッツであることから、なかなか読めませんが、もう追いかけるのは決定の漫画です。
【野球】非常に個人的ですが…
細川雅巳「錻力のアーチスト」完結
錻力のアーチスト コミックセット (少年チャンピオン・コミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 細川雅巳
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: コミック
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いいところで終わってしまった悲しい作品(こんなのあげていったらきりがない)。野球漫画とは一線を画して…はいませんが、とにかく古き良き(褒めてます)昭和のスポ根漫画・チャンピオン漫画の系譜を受け継いだ作品と思っています。今ではバチバチかな。
【テニス】
スペルは「Baby Steps」です。最後に小文字のsがつきます。ボードクイズでは気をつけよう。
とにかくなっちゃん(鷹崎奈津。最近忘れられつつありますが、カタカナではありません。アキちゃんも亜希という漢字があります)!マガジン史上、1.2を争うスポーツ漫画のヒロインであることは間違いないでしょう。主人公がとにかく「目がいい」以外の天才ではない、努力型の主人公なのは少し珍しいところです。
▲なお、これが最強のなっちゃんではありません。
【アメフト】
つーか。アメフト漫画ってこれしか知らんぞ。
超人系漫画。アメフトを小学生・中学生に広めた影響は多大でしょう。これを見てアメフトやタッチラグビーを始めた小学生も多いのでは・・・?
「とにかく一芸に秀でる」選手が多い、才能の塊であるセナに対して、最終的、本当は最も努力をしていた(ベガスのカウンティングといい、抜群の記憶力があるとはいえ)ヒル魔…という、少年誌ならではの構造。世界戦編は正直個人的には蛇足なのですが、まあ、よしとしましょう。
恋愛要素をあまり絡めてこなかったのもよかった。でも、まも姉より鈴音のほうがヒロインしてましたね。アニメではしょこたんが声優。なおヒル魔はロンブーの敦。
【ボクシング】
細野不二彦「太郎」
太郎 コミックセット (ヤングサンデーコミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 細野不二彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1993/01/01
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結局最後は勝ったのか負けたのか…ヤングサンデーという不毛雑誌(失礼…)であったため、わからないまま。しかし、細野作品としては珍しいスポーツ漫画。ボクシングでは今絶好調のヤンジャンに「リクドウ」、ラグビーでは「フルドラム」、お色気では「クノイチノイチ」、グルメ系では「ゴールデンカムイ」あれ?、コメディでは「かぐや様」ん?が大活躍しているので、ボクシング漫画は少ないのです。個人的にはホーリーランドは好きでした。
なお、細野不二彦は本名です。「ギャラリーフェイク」が実写化したら藤田は椎名桔平かなあ。サラを誰がやるんだ。三田村さんは最近話題の奇跡の40代石田ゆり子さんか。
「GuGuガンモ」「さすがの猿飛」を書いていた人とは思えない。「フェイク」を観たあとなら「電波の塔」も「ダブルフェイス」もまあわかるけど。